当出雲心友教会が昭和四十七年六月に宗教法人として発足してから満三十年の記念すべき年にあたり、新本殿が竣工となりました。

 この新本殿の玄関は二階になっております。玄関ホールから一階分おりて神殿と拝殿があり、三階には会長先生のプライベートルームを中心とした住居空間が設けられております。それらの上下導線はエレベーターで結ばれており、ホールの吹き抜けから各々の階を垣間見る事が出来ます。床暖房で空調された拝殿は、一階と二階を合わせて約二百五十席が椅子式で参拝出来る様になっております。

 神殿は一段高く設け、ご神体は二階の拝殿からも見下ろす事無く、お参りが出来ます。お社は丈夫のトップライトを通した光の中に伝統的な形態で、出雲大社の二分の一のスケールで出来るだけ忠実に移し変えております。その他、一階の直会等の準備の為の厨房や、レストルームはすべてバリヤフリーとなっております。

 新本殿の建築は、建築材料的には打ち放しコンクリートを主体に、アルミパネルを用いて外観を構成し、内部は打ち放しコンクリートと合板パネルで質実剛健さを近代建築の中で表現致しました。ガラスを通して入ってくる光は、緊張感ある宗教建築の尊さと荘厳さを奏でてくれている様に思えます。

 新本殿の前広場は祖霊社の前広場と繋がり、大きな広場として石の鳥居も新たに信者の皆様をお迎えいたします。


360°パノラマ画像(iPIX
 新本殿内部や本殿前広場を360°のパノラマ画像でご覧いただけます。
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