昭和46年7月18日 
第23号


 私共の心の親である神は、全てをお見通しであり、慕いよる子の幸せになる事をおはからい下さっております。ですから日々を真実の心で感謝し、さずけられたなりわいに 一日を懸命に怠らないで理を果たしてる者が、不幸になる事はあり得ない事なのです。いつも神は見ていて下さる、守っていて下さるという一体感のある人は、意識しないでも 感謝する気持ちがひとりでに湧き出て、苦を苦と感じないで、将来自分が生きてゆく上に必要な試練なのだと感じられる様になります。すべての現象には、必ず因があるものです。 ひらたく申し上げると、意味があって生かされているのですから、どんな事にでも真心をもって真剣に取り組んでいる者には、道を築いて下さり、喜びが与えられる事になっている のが真理だと思います。
 悪い因がある事に気がついたら心から「ざんげ」しておわび申し上げ、神のお許しを受け、同じ過ちを二度繰り返さない信念をお持ちになって、一日一日を積み重ねてゆく事が 前進だと思います。ですから、一時的な現象で心を痛めたりなげいたり、いらいらいするよりも、因を掘り下げて取り除き、神のお力を信じて苦を果たし、苦を苦と感じない様な 生活をなさって下さいませ。私共の慕い崇める出雲の大神は、在世中、争わず、そしらず、ぐちらずで、人の苦しみ迄袋に背負って、真理を生き抜かれた平和の神様です。 どうぞ大国様を御守護神としてお祭り申し上げる皆様方の一軒一軒が、争いのない、理解し、愛し合えるご家庭になる様、築き上げて下さいませ。 大国様はお喜びになられ、いやましに御神力のおはからいが動き、和やかに、いや栄えに栄えられる事と信じております。


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